星景撮影
更新日:2020年8月13日

ネオワイズ彗星が7月上旬から見頃を迎えていて、8月上旬が見れる限界かと思い 撮影できないものかと急遽撮影に行ってまいりました。
結果としては撃沈・・・・ 何とか写したのですが、お見せできるレベルではありませんでした(;^_^A
さて、折角遠出したのだからという事で 星景写真にチャレンジしてまいりました。
その写真がこれ↓

機材はSONY α7RⅢに20mmF1.8G ISO1600 F1.8 SS15"
15秒露出でここまで天の川が出てきます。 因みに5秒露出だと下の写真↓

天の川の感じが少し違いますよね
違うのは露光時間のみ
因みに今回の目的で撮影した写真は下の写真です

光害がなるべく無い所へ行ったのですが・・・ やっぱり光害の影響は外せませんでした(;^_^A
長秒露光が出来なかったので、星の数がどうしても少なくなります。
これも嫌いではないんですけれどね この中にネオワイズ彗星が居ます 見つけられるかな???( ´艸`) ヒントは中央付近
見せられるものでは無いと言いつつ 出してしまった(;^_^A
もう一つ
天の川の写真↓

ちょっと赤みがかった天の川になってしまいましたね。
写真の中に入っている白い線は人工衛星の軌跡
さてSNSで写真を公開したところ 撮り方を教えて欲しいという事でしたので、簡単に説明させて頂きますね
【必要機材】
★カメラ
☆三脚
☆レリーズ
この三つがあれば撮れます(^^♪
★は必須、☆は代用可能
そして重要な事が光害の少ない場所にて撮影する事
晴れた日に撮影する事になります。
光害マップと言うのがありますので、調べてみて下さい。関東地方はこんな感じになります。

天の川を撮ろうと思ったら、黄色いエリアが最低限になります。 房総半島南部、伊豆半島辺りですね ただこのエリアは海が近いので、空気中の水蒸気が多く含まれているので、綺麗な星景写真は難しくなってきます。
理想は1000m以上の高地と言われています。
雲の様子も大事なので、気象衛星ひまわりのリアルで見れるアプリがあるのでそれをインストールするのもいいかもですね
撮影スポットが決まったら
予定を立てて撮影に向かいましょう。
ここで成否の90%が決まると思ってます。
カメラについて
理想はフルサイズセンサー搭載のカメラが理想ですが、それ以外でも撮影は可能です。
その中でも必須と言えるのが、マニュアルフォーカスが出来る&長秒撮影が出来る機種になります。長秒撮影=バルブ撮影ではありません。シャッタースピードを30秒まで決められるカメラが良いですね。
星を撮るとき、オートフォーカスが使えないのでマニュアルフォーカスが必須になります。
ここは慣れないといけないので、昼間の撮影でマニュアルフォーカスで無限遠に合わせる練習をしておくことが良いと思います。
レンズについて
どんなレンズでもいいのですが、望遠になると固定撮影では星が流れやすくなるので、広角レンズがお勧めになります。
35mmレンズで15秒撮影が限界になるかと思います。
三脚について
なるべくシッカリした三脚がお勧めですが、数千円の三脚でも問題ありません。
標準レンズ以上のレンズで撮影をする場合はブレを防ぐために1万円以上の三脚を使うようにしましょう。
万が一、三脚が無いっていうときはカメラをカバンの上や安定させる事が出来る場所に置くだけでも大丈夫です。
レリーズについて
カメラに手を触れるとブレる原因になるので、シャッターはレリーズを使う事をお勧めいたします。
レリーズを準備できない場合は、タイマー撮影で対応する事も可能です。
以上が星景写真を撮る際の基本になります。
まずはカメラを星空に向けて撮ってみましょう(^_-)-☆