つぶやき①
Facebookで拝見した書き込み ちょっと気になったので、呟いてみた(^^♪
自身のカメラに16-35mmのズームレンズを付けてお出かけ
いざ写真を撮ろうと思ったら、撮りたいと思った写真が撮れず残念だった
さて、この書き込み
ちょっと違和感があると思うのは自分だけなのだろうか?
この発信者は、どんな写真を撮りたいと言う思いが無く外出
ふと写真を撮ろうと思ったときに、撮りたいと思った被写体に対してレンズが合っていなかったという事なのでしょう。
そこでの解決方法が、レンズを数本持って出かけるという
さて、ここで違和感を感じたのは
16-35mmのレンズを付けていたのに撮れる写真が無かった?
複数のレンズを持ち歩く?
細かい事を言うともっともっとあるのだが・・・
ここまで読んで、あなたは何を感じましたか?
ひとつの答えは無いので、色々な答えが返ってくることと思います。
とは言え、ここでは自分の個人的な想いで話を進めます(;^_^A
自分がカメラを始めた頃
まだ学生でしたので、高価なカメラを買う資金もなく、ましてや高価なレンズなんて夢のまた夢
初めて買ったカメラはMINOLTAのX-7、購入価格は確か2万円台だったと記憶しております。
そして、55mmの単焦点レンズ。
まず教わったのは、標準レンズを使いこなせ!
標準レンズは使い方によっては広角にも望遠にもなる万能レンズだと
単焦点レンズって、ズームレンズと違い、カメラマンが前後左右、上下に走り回らないと構図が決まらないからとにかく走れと教わった(笑)
レンズには超広角~広角~標準~中望遠~望遠~超望遠と種類がある。
まずは標準レンズを使いこなさないと中望遠、望遠や広角は使いこなせない
まぁ、昔気質の自分としてはこう教わってきたので、この考え方が根底にあるのかもしれない
とは言え、レンズにはいくつか種類があり、その特性を生かして撮影をしていくのだけれど
標準レンズには標準レンズの、望遠レンズには望遠レンズの特性がある
それを生かして作品作りをしていくわけだが…
では標準域のレンズはどんなレンズ?
35mm~55mm辺りが所謂標準レンズと言われる焦点距離
この焦点距離で撮影した写真がヒトの目で見る風景に近いと言われている
ヒトが一番違和感なく見ることが出来る写真を撮る事が出来るレンズと言われている。
では元の違和感に戻って考察していきたい
Facebookの投稿者は16-35mmの広角ズームをカメラに付けて外出
超広角から広角(標準)域をカバーしたレンズ
16mm辺りになると普段はちょっと使いにくい領域かも知れないが
18mm~24mm辺りはスマホカメラ等に一般的についているレンズと同じ画角位と思ってもらって構わない
35mmになると、ギリギリ標準域
普段使いなら、決して使いにくいレンズではないはずだ
レンズの特性を知っていれば、どういう写真が撮れるか当然分かっている
ということは、撮りたいと思った風景をどうやって切り抜くかは自ずから見えてくるはずである
そして、自分なりの感性を加味して風景を切り抜けばよいのである
自分のイマジネーションに合わせて前に出るか後ろに下がるか右?左?はたまた可能であれば上っている?
要は写真が撮れなかったのではなく撮らなかっただけである
ここが一つ目の違和感
先ほども言ったがレンズは色々な種類があり、それぞれに特性がある
だからカメラが好きな人は複数本のレンズを持っている事が多い
野鳥を撮る人なら、600mmの超望遠レンズに×2のスタビライザーを付けて等と野鳥撮影に特化したレンズを揃えたりする
鉄道カメラマンも超望遠レンズを持っている人が多い
まぁ、ジャンルに合わせて揃えるのは理に適っている
では普段使いのカメラ及びその装備と考えたとき
何も重たいレンズを複数本持ち歩くのはどうかという事だ
一眼レフカメラを普段持ち歩いている人って
そんなに多くないと思ってる
それはなぜかって?
だって重たいじゃん!
普段使いならスマホカメラで十分だし
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でも十分なのである
そこにわざわざレンズ交換式の一眼カメラを持って出かける
っていうのは、拘りの写真を撮りたいという思いからなのだろう
それ自体に対して異論を唱えるつもりはない
でも、出来る限り身軽な装備で出かける方が
長続きするというものだ
カメラ本体で600~800g重たいものだと1kg超えてくる
レンズも1本あたり500g~2kgぐらい
レンズを複数本持つと、あっという間に鉄アレイをカバンに入れている感覚になる
そのうち億劫になってくるのである(;^_^A
例えば今日は商品撮影の仕事が入っているから
このカメラとこのレンズ・・・
色々な想定をして保険を掛けて多めに機材を揃えて出発というのはある
それは仕事だから
プライベートで持ち歩くときは
そこまでする必要が無いと思っている
今ある機材で
今目の前にある被写体を
あるがままに撮ればよい
何か作品を作りたいのであれば
どんな写真を撮りたいのかを想定して最小限の機材で出かければよい
決して機材に振り回されずに
機材を使いこなしていくという事が肝要である
まぁ、個人的な見解なので100%の正解でない
※写真は本文とは関係ありません
