写真撮影で最低限必要な事
カメラを始めて35年余り
その間にカメラも大きく様変わりしてきた
30年余り前にMINOLTA(現SONY)が世界初のAFカメラαシリーズを発売
その時の感想がそのうちカメラが何でもやってくれるようになるのではないか?
カメラにカードを差し込めば有名カメラマンのデータが入っていて、構図なんかもカメラが指示してくれる…。なんてね
幸いなことに?そこまでには至っていない
AIが普及すれば、それも有り得ないことではない?
一昨年、十数年振りにカメラを買い替えた際に
今のカメラの性能にビックリしたものである(笑)
AEの精度にしてもAFの精度にしても
格段に性能が上がっていたことに驚いたものだ
カメラを始めた頃に良く言われたのは
写真は機材が8割、経験と技術が2割で最後の1%が才能
だから、よい機材を揃えろと
今はカメラの性能が余りにも良くなり
写真撮影で必要な技術の大半をカメラがやってくれる。
素人でもそれなりのカメラがあればプロ顔負けの写真が撮れるようになった。
とてもよい時代である(*´∀`)♪
それでも昔も今も変わらないものは必ず存在する。
ピンぼけの写真、手振れの写真、被写体が流れている写真、白トビや黒つぶれの写真
これはどうやっても修正の効かないボツ写真である。
例えば人物を撮る際に目にピントを合わせるのが基本だが
左右どちらの目にピントを合わせる?
人物の配置はどうする?
縦構図?横構図?
考えることは以外と多い。
どこにピントを合わせるのか、どう言った構図に仕上げるのか?
露出はどこに合わせるのか?被写界深度はどれくらい?
この辺りはカメラマンの意志が重要になってくる。
何も考えずに漠然とシャッターを切っていると結果
意思のない眠たい写真になってしまう。
何も特別な写真を撮る必要はない。
意思を明確にもって、シヤッターを切ること。
これは今も昔も変わらない。
意思をもってシャッターを切ることを忘れなければ
きっとそれは特別な写真になる